子育てに「鏡」を

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ひよこ先生の子育てアドバイス


子育ては知らないことや新しい発見の毎日ですね。子どもを育てることに一生懸命だと思いますが、
ここでお父さん、お母さんとして、育っているか気になりませんか?
子育ての現場から見たコラムを不定期でアップしていきますので御覧ください。

著者プロフィール
社会福祉法人 清水地域福祉奉仕会 ひよこ第3保育園 園長 清水淳一郎

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日々成長している子どもたち。その子どもの成長している姿は微笑ましく嬉しいものです。

でも、まれに子どもの行動がイライラすることがあるのではないでしょうか。

そんな時には『鏡(かがみ)』をおススメします。

☆赤ちゃんが泣いてしまい、泣き止まない時に『鏡』を見せると泣き止んでくれることがあります。

それは鏡に興味がいき、泣くことを忘れてしまうのです。そんな時に、子どもの不快なところを見つけ出し、治してあげればその後は泣くことが収まります。
この効果は、2歳近くまで割とききます。

☆幼児になって、駄々をこねて泣き始め、泣き止まない。そんな時に『鏡』。

鏡に映っている自分を見て、恥ずかしいだったり自分のやっていることがおかしなことだなと、子どもながらに客観的に見ることが出来、自らが泣いたり、我がままを言うのをやめてくれます。

☆子どもがやっていることにイライラする。そんな時に『鏡』。

今度は、その鏡を保護者自身が自分を映してください。そうすると自分の顔がとても怖い顔になっているのが分かります。その怖い顔で、子どもの甘えに対して叱ったりしても逆効果。子どもが泣き叫ぶ原因にもなってしまいます。
更に、鏡を見ることで、自分自身がイライラしていることを客観的に捉えることが出来、子どものやっていることを自分に置き換えると、悪いことでイライラすることなのか、それとも自分が子どもだったらやってしまうしょうがないことなのかが気付けます。
自分が子どもと関わっている経験上、大体が自分に置き換えればしょうがないかなと思えることです。まあ自分が「悪がき」だったこともありますが…
なので、子どものすることでそんなにイライラすることがありません。
 
合言葉として『子どものすること』と思ってください。そして、子どもも自分も冷静な時にしっかりとしつけの部分として、社会のルールやマナーなどをおしえてあげればいいのではないでしょうか。

*保護者版の鏡は慣れてくれば、実際になくても大丈夫です。
頭の中で、鏡を思い出し、鏡を見る様な感覚にしてみることで、落ち着くことが大人になれば出来ます。
是非、実践してみて下さい。

ちなみに、子どもにも小学校高学年くらいまでに習慣が出来れば、自制心が身に付き、いじめだったり悪いこと(いわゆる不良)をしなくなるのではと思います。