どこがどう違うの? 保育園と幼稚園の徹底比較!

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子どもが3歳になったら、幼稚園や保育園への入園を考えるご家庭は多いはず。「働くママは保育園」、「専業主婦ママは幼稚園」というのが選び方の基本的な考え方ではありますが、大切な我が子を預けるのですから、それぞれの特徴をしっかりと理解した上で決めたいものです。そこで今回は、保育園と幼稚園を徹底比較して、その違いを詳しくご説明します!

保育園ってどんなところ?

「保育園」とは、親が仕事などの理由で面倒を見られない乳児や幼児を、親の委託を受けて保育するために作られた施設のことです。幼稚園は文部科学省が管轄しているのに対し、保育園は厚生労働省が管轄となり、「児童福祉法」に基づいて運営されています。
0歳〜小学校入学前までの子どもが受け入れの対象で、一日あたりの標準保育時間は11時間程度となっています。

保育園に通うメリットとデメリットが知りたい!

保育園の最大のメリットは、なんといっても預かり時間の長さ。7時半ごろから18時ごろまで預かってもらうことができるため、フルタイムで共働きの家庭は、ほぼ必然的に保育園を選択することになるでしょう。また、トイレトレーニングや歯磨き、食事のマナーなど基本的な生活習慣を身につけさせてくれる点や、小さなうちから家族以外の人と接する機会が多く、子どもが社交的になるといった点も保育園のメリットでしょう。

保育園では小さなうちから集団生活をするため、風邪や感染症をもらってきやすいというデメリットは避けられません。特に入園したてのころは体調を崩しやすくなるため、仕事を休まざるを得ないことも覚悟しておきましょう。また、保育園はあくまでも家庭に代わって保育をするのが目的ですので、遊びが中心としているところが多く、学習的な側面があまり期待できないというデメリットも考えられます。

幼稚園はどんなところ?

「幼稚園」とは、集団生活を通して子どもの心身の発達を助長することを目的として作られた施設のことです。厚生労働省が管轄する保育園とはことなり、幼稚園は文部科学省が管轄し、学校教育法に基づいた運営がされています。
受け入れの対象は3歳になった春から小学校入学前までの3年保育が一般的ですが、私立幼稚園などでは未就園児クラスを含む4年保育を行っているところも。預かり時間は9時から14時くらいまでが平均で、幼稚園によっては延長保育をしているところもあるようです。

幼稚園に通うメリットとデメリットを教えて!

幼稚園のメリットは、集団生活のルールを学ぶだけでなく、学習も行ってもらえるという点です。特に、私立幼稚園ではそれぞれの園によって教育方針が大きく違っていて、情操教育や右脳教育に力を入れていたり、お受験対策を行っていたりする幼稚園もあるようです。

幼稚園のデメリットとしては、入園できる年齢に制限があり、比較的経済的負担も大きいという点です。預かり時間も保育園と比べて圧倒的に短いため、共働き家庭が幼稚園に通わせるのは現実的にかなりハードルが高くなってしまいます。また、専業主婦の家庭が多いため、PTAやボランティアなどで親の出番が多くなることをデメリットと捉える方もいるようです。

どちらを選ぶかによって、小学校の入学時に差が出ることはある?

「幼稚園卒と保育園卒とでは、小学校入学後に差が出てしまう」という話をよく耳にしますが、実際のところはどうなのでしょうか? 確かに、保育園と幼稚園ではカリキュラムや教育方針が大きく異なります。「保育園=遊びが中心」で「幼稚園=学習面も充実」というイメージが世間一般に浸透しているのも事実です。

とはいえ、実際のところは入学時点ではあまり大きな差はなく、仮に差があったとしても、時間の経過と共に埋まる程度である場合がほとんどです。勉強ができる、授業に集中できる、学校生活に順応できる、というのは子どもの性格や家庭環境によっても異なるため、幼稚園卒か保育園卒かは、それほど気にする必要はないでしょう。

保育園と幼稚園ではそれぞれに特徴が異なります。ここで紹介した内容を参考に、家庭の状況を判断してどちらに入園させるのかを決めていきましょう。