1月 関東風お雑煮

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子どもの食育と子どもレシピ


食べることは生きていくうえで一番基本的なことです。正しい食に関する知識と食に関する能力を身に着けることによって、子どもたちが元気に心豊かになりますよ。
季節に合った食材を使って、子どもがどこかの工程でお手伝いできるようなレシピと、食育に関する話題を毎月1回づつ連載いたします。
子どもと楽しみながら作ってみてはいかがですか?

1月 関東風お雑煮
≪材料≫(4人分)
  • 角もち 4個、鶏肉ムネ肉 100g(皮を取り除いた状態で)
  • にんじん 50g程度、小松菜 100g程度
  • 水 700ml、こんぶ 1枚(10×5cm程度)
  • かつお節 20g、醤油 大さじ1
  • 酒 大さじ1、塩 小さじ1
  • アレルギー:鶏肉
≪作り方≫
  • 1.出汁をとる。
    昆布は火にかける30分以上前から水につけておくとよく旨味がでます。昆布が入った水を火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。鍋にかつお節を入れ、浮いているものが沈んだら出汁をこす。
  • 2.餅をトースターで焼く。
  • 3.小松菜は塩ゆでにし、冷水にとってから、一口大の長さに切る。
  • 4.鶏肉を一口大に切って出汁に入れ、醤油、酒、塩を加えて煮る。
  • 5.人参を薄く切り、花形などのクッキーの型でぬき、花形の部分と抜いた後のものも、鶏肉を煮ている鍋に入れて一緒に煮る。
  • 6.煮た人参の型を抜いた部分をお椀の底に入れ、焼いた餅をその上に入れる。お子様の分は、キッチンバサミで食べやすい大きさに切る。
  • 7.鶏肉、小松菜、人参を盛り付け、だし汁をかける。
  • 8.へぎゆず、三つ葉を飾り付けて、出来上がり♪
今月の食材 小松菜
小松菜にはビタミンB群やビタミンCなどの水溶性のビタミンが多く含まれています。水溶性ビタミンは、加熱や水にさらすと壊れたり、水に溶けだしてしまいます。小松菜はアクが少ない野菜なので、新鮮なものであれば生で食べることができ、水溶性ビタミンをしっかり摂取することできます。また、小松菜には成長期に重要な栄養素であるカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは日本人に不足しがちな栄養素です。牛乳だけでなく、小松菜のような野菜や、骨ごと食べられるような小魚などで補いましょう。
食育のおはなし お正月のお料理
和食が2013年にユネスコの無形文化遺産に登録され、我々日本人は和食の文化を守っていかなければならない責任が生まれました。和食の特徴の1つとして、お正月やお祭りの日に特別なお料理を作って食べることがあげられます。行事食というもので、家族の健康や幸せを願うという意味が含まれています。お正月に食べるお雑煮や、おせち料理も行事食のひとつです。おせち料理は、“めでたいことを重ねる”ことにちなんで、お料理をお重箱に詰めます。おせち料理の中身は、地域や家庭によって違いがあります。代表的なものでは、黒豆は“まめになるように”、海老は“腰がまがるまで丈夫に長生きできるように”、伊達巻は“読み書きがしっかりできますように”といったようないわれがあります。
ところで、お正月に使う“祝箸(いわいばし)”は、いつも使っているお箸とは少し違いませんか?両端が細くなっていますね。これは、片方は自分が使うところで、もう片方は神様が使うところなのです。神様と一緒に食事をし(神人共食)、お正月のお祝いをしましょう。